老眼は誰にでもおとずれる目のエイジング現象。避けることはできないから「遠近両用コンタクトレンズ」を取り入れて早めの対策を。老眼は40歳前後から始まる見え方の変化で避けることはできず誰もがなるものです。40代の約70%以上が遠近両用コンタクトへの乗り換えが必要という統計もあります。初めて遠近両用コンタクトを使う場合、ご自身の瞳に合った度数やADD(加入度数)を知るため眼科の受診が必要です。
遠近両用コンタクトレンズは、「見える仕組み」と「焦点の数」によって、それぞれ2つのタイプに分けることができます。
・交代視型:視線を変えることにより見たいものを見るのに必要な度数だけを使うタイプのコンタクトレンズです。ハードコンタクトレンズにこのタイプのものがあります。
・同時視型:どの距離のものを見ているときも常にすべての度数を使うタイプのコンタクトレンズです。視線の位置を変えることなくピントを合わせることができます。ソフトコンタクトレンズはすべてこのタイプです。
焦点の数によって、バイフォーカルとマルチフォーカルの2種類に分けられます。
・バイフォーカル:遠用・近用の2種類の度数で構成されているレンズです。
・マルチフォーカル:遠用・近用の度数に加えて、これら2つの間に相当する度数の部分もあるレンズです。
※コンタクトレンズのメーカーによって異なります。ご自身に適した遠近両用コンタクトレンズを眼科医と相談しながら選択してください。
※遠近両用コンタクトレンズには相性があります。
度数の配置の仕方がメーカーによって異なるため、装用したときの見え方にもメーカー間で差があります。そのため、はじめに試したメーカーのコンタクトレンズが合わなかった場合でも、他のメーカーの製品を試してみるといいでしょう。
※コンタクトレンズが馴染むのに少し時間がかかる。
遠近両用コンタクトレンズには、遠用から近用まで多くの度数が入っているため、見え方に慣れるまでに時間がかかることがあります。慣れるまでの期間は大体2~3日、長くても1週間程度と言われています。加入度数が低い方が慣れるのも早いと言われていますので、遠近両用コンタクトレンズに興味のある方は加入度数の低い老眼初期のうちに使ってみることをおすすめします。
なお、車の運転は見え方に慣れてからにしてください。
遠近両用コンタクトレンズとは?
遠近両用コンタクトの仕組みは遠用の度数と近用の度数が1つのコンタクトレンズに組み込んだ特殊な仕組みで、遠くも近くのものにもピントを合わせられるように作られています。
初めて遠近両用コンタクトレンズを使う場合、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。
見た目ではわからなくても「老眼」は誰にでもおとずれる目のエイジング現象。避けることはできないから「遠近両用コンタクトレンズ」を取り入れて早めの対策を。
老眼は40歳前後から始まる見え方の変化で避けることはできず誰もがなるものです。40代の約70%以上が遠近両用のコンタクトレンズへの乗り換えが必要という統計もあります。手元が見づらくなるなどの老眼が始まる方が多いとされる40代の方を中心に人気となっています。